脾の相生

「自律神経を丈夫にするにはどうすれば良いですか?」と聞かれる事がありますが、瞑想はその答えの一つではないかと思うのです。

瞑想にも色々あるのでしょうが、ここでは陰陽五行論的な瞑想という事で考えたいと思います。

それは先ずは、脾(土)から始まります。

脾を丈夫にするには普通に考えると運動や睡眠が良いという事になるのでしょうが、話の流れで瞑想もその一つという事になるのでしょう。

瞑想と言えば座禅を思い浮かべる場合も多いと思いますが、座禅は先ず安定して座るというところから始まります。

土台がしっかりしているという事ですが、これが五行では脾(土)にあたります。

「病は脾(気)から」という事を考えると、瞑想の際に臍の下あたりを意識するのは理にかなっているなと思われます。

臀部とか脚とかで土(脾)を意識し、お腹(脾)も意識する。

そして座る時に背筋をぴんと伸ばす事が推奨されますが、これで自分軸を感じる事が出来ます。

背中(陽)とお腹(陰)で自分軸が出来ているのを感じ、陰陽太極図(宇宙)を感じます。

この状態で呼吸(肺)が楽になるというのが、脾の相生(脾(土)→肺(金))です。

ここから先は肺(金)と腎(水)の話になりますが、また次の機会に。