希望を持つということ

 西洋医学では血の流れを良くするという概念の他には、水の流れを良くするという概念もあります。

髄液のシャント手術等は、それに値するものと思われます。

しかし気の流れを良くするという概念は、西洋医学にはありません。

元々東洋医学では、気・血・水をひとまとめにしています。

従って血の流れを良くするという概念は、そのまま東洋医学に応用出来ます(逆輸入のような感じですが)。

気の流れを良くするという事ですね。

この際に詰まっている部位だけでなく、その先の流れも良くするという事も必要になる場合があります。

例えば、太陰肺経が滞っているような症状があるとします。

この時に肺経の流れだけを良くしても、不十分かも知れません。

その先の、陽明大腸経の流れも良くしておく方が良いでしょう。

これを時間と精神症状、というもので考えてみます。

すると

未来の気の流れを良くしないと、現在の滞り(症状)は良くならない場合があるのではないか?

という事になります。

未来の良い気を望む事が、気望(希望)です。

希望(未来の流れの良い気の流れ)が無いと、現在の症状は良くならないという結論です。

だから希望を持ちましょう。

そうする事によって、自然と良い方向へ流れていく筈です。