不安障害とは
不安というのは、何の根拠もなく現れるということはありません。やがて起こり得るとされる不測事態に備えるという目的があります。
人は不安になると動悸がみられることがあります。これは単に自律神経の乱れではなく、不測の事態に対応しようと、心臓を動かすことによって全身に酸素を送るという生体反応によるものです。このことを知っていれば、動悸が起きたとしても慌てる必要はないわけですが、そのことを忘れていると症状という認識になります。また全身で酸素を取り込もうとしたら呼吸も早くなっていくわけですが、このことについても気づかないと息苦しいという症状として認識してしまうようになります。
これらの症状から日常生活に支障をきたしている状態を不安障害と言いますが、先にも述べたように不安という感情は、人にとって必要な感情です。このことを常に肝に銘じておけば、不安とみられる症状や振る舞いがみられたとしても動じる必要などありません。ただこれらが起きてしまっていることが、どうしても耐えられないのであれば、対症療法による薬物療法を行うケースもあります。
この薬物療法をきっかけに薬に依存するようになると、やがてその量は次第に増えていき、より強い効き目のある薬を求めるようになります。そして薬物を減らすことができなくなって、止めていくのが困難になっていきます。
抗不安薬を減薬、断薬していくには、まず不安の感情は人にとって必要であることを認識しなくてはなりません。そのため、不安が現れるのは仕方がないことと考え、不安になる時間もあえて作ってみるという、一見二律背反にみえる行動が、実は効果的になるということもあります。
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- 心療内科、精神科
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