パニック障害とは

パニック障害のイメージ画像

何の前触れもなく、動悸、発汗、頻脈、息苦しさ、胸部不快感、めまいといった苦しい発作が現れ(パニック発作)、その原因がよくわからないまま、突然「死んでしまうのではないか」と思うほどの状態になって、今度いつパニック発作が起きるか強い不安感に襲われてしまい(予期不安)、さらに発作が起きた際に助けを求められない場所(電車内、人混み など)を避けるようになることで(広場恐怖)、日常生活に支障をきたしている場合をパニック障害と言います。

パニック発作が起きる原因というのは、特定されているわけではありません。ただ同発作でみられる動悸は血虚なども考えられます。また発汗については、更年期症状の一症状のケースも考えられるので、於血(血流がうっ滞している状態)の改善によって緩和することもあります。このほか息苦しさには肺経を整えることも有効とされていますが、息苦しさや胸部不快感があれば、食道や肺に何らかの病気を発症している可能性もあるので、速やかに原因を調べる事も必要かもしれません。

なお東洋医学では、みぞおちから胸、喉へと突き上げる、あるいは詰まるといった感覚については、奔豚気という言葉で表現しますが、これらの症状は、腎虚陰虚から起こるとされています。この腎虚陰虚とは、腎の陰が虚すと虚熱となっていき、熱を持った気が上へと突き上がるというものです。まためまいの症状は水毒が原因の可能性もあります。これが不安を引き起こすこともあるようです。

パニック発作が現れると、あまりのつらさから「死んでしまうのではないか」という思いに達し、パニックを増幅させるようになります。そのため、自らに実際に死ぬ事は無いと言い聞かせる必要があります。なぜなら身体は合目的に反応することで、それぞれの症状を起こしているとされているからです。例えば動悸という症状は、心臓が頑張って働いていることを証明しているとも言えます。表があれば裏もあるという事であり、陰があれば陽もあるということですね。

KWメンタルクリニック
診療科目
心療内科、精神科
電話番号
03-6456-1420
所在地
〒130-0012
東京都墨田区太平3丁目4-8 KOIKE Bld.6F
最寄駅
JR「錦糸町」駅北口より徒歩5分
東京メトロ「錦糸町」3番出口より徒歩4分
※牛丼屋(すき屋)の隣のビルです。

診療時間

休診日:日曜、祝日、月曜
※受付開始は診療開始10分前から
※受付終了は診療終了30分前です
日祝
9:00~13:00
15:00~19:00