パニック障害とは
何の前触れもなく、動悸、発汗、頻脈、息苦しさ、胸部不快感、めまいといった苦しい発作が現れ(パニック発作)、その原因がよくわからないまま、突然「死んでしまうのではないか」と思うほどの状態になって、今度いつパニック発作が起きるか強い不安感に襲われてしまい(予期不安)、さらに発作が起きた際に助けを求められない場所(電車内、人混み など)を避けるようになることで(広場恐怖)、日常生活に支障をきたしている場合をパニック障害と言います。
パニック発作が起きる原因というのは、特定されているわけではありません。ただ同発作でみられる動悸は血虚なども考えられます。また発汗については、更年期症状の一症状のケースも考えられるので、於血(血流がうっ滞している状態)の改善によって緩和することもあります。このほか息苦しさには肺経を整えることも有効とされていますが、息苦しさや胸部不快感があれば、食道や肺に何らかの病気を発症している可能性もあるので、速やかに原因を調べる事も必要かもしれません。
なお東洋医学では、みぞおちから胸、喉へと突き上げる、あるいは詰まるといった感覚については、奔豚気という言葉で表現しますが、これらの症状は、腎虚陰虚から起こるとされています。この腎虚陰虚とは、腎の陰が虚すと虚熱となっていき、熱を持った気が上へと突き上がるというものです。まためまいの症状は水毒が原因の可能性もあります。これが不安を引き起こすこともあるようです。
パニック発作が現れると、あまりのつらさから「死んでしまうのではないか」という思いに達し、パニックを増幅させるようになります。そのため、自らに実際に死ぬ事は無いと言い聞かせる必要があります。なぜなら身体は合目的に反応することで、それぞれの症状を起こしているとされているからです。例えば動悸という症状は、心臓が頑張って働いていることを証明しているとも言えます。表があれば裏もあるという事であり、陰があれば陽もあるということですね。
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